「5月24日は父の命日です。私が30才の時に66才で肝臓がんで他界しました。」

「父親の生き方に比べたら私はまだまだ未熟だなぁと思います。 」
「父が亡くなるまで偉大さに気づいてませんでした。」
*すみません!長文です。。。
父は物心ついた頃は漁業関係の仕事をしていました。
仕事時間は午前3時に家を出て夕方5時半に帰宅する(12時間の肉体労働)
休日は毎週日曜日の1回だけです。それ以外で休んだのをほとんど見たことありませんでした。その仕事量を20年以上続けて私たち家族5人を養ってきました。
忍耐力のかたまりです。
私たちが生まれる前はマグロ漁船の漁師だったそうです。
父は15才(中学2年生) から船に乗って漁師で家族8人くらいを養っていたそうです。
*早い時期におじいちゃんは他界していて貧しかった家庭を養っていたそうです。
父は戦前の昭和14年に高知県室戸市 に産まれて(昭和20年が終戦 )青春時代は大半が大海原の船の上で過ごしています。
私の父は
・左の腕にサメに噛まれた大きなキズがあり
・船が遭難して海に何日間か浮いていたこともあり
・青森から高知まで歩いて帰った こともあり
・わたしが中学3年まで腕相撲で勝てなかった。くらい力持ちでした。*私が弱いわけではありません。
小さい頃によく聞いたマグロ漁船で回ったオーストラリア沖、インド洋、フィリピンや南アフリカ(ケープタウン)などの世界の危険な体験談は今でも覚えています。
*マグロ漁船の遠洋漁業とは6ヶ月〜1年くらい日本に帰国しないで、世界中の大海原でマグロ延縄業法というもので取ります。マグロが取れる時は3日間寝ないで、揺れる船の上で漁を続けることもあるとても危険な仕事だそうです。
狭い船内と何ヶ月も水平線しか見えない大海原にいると気がおかしくなってしまいそうなことも想像できます。
話しは変わりますが私は静岡県出身です。
なぜ?父親は高知県なのに、静岡県で育ったかといいますと
父の船が獲った魚を下ろすために立ち寄った漁港(私の生まれた街)で飲食店を営んでいた母親と恋に落ちて私たちが産まれました。← 演歌の世界みたい。。。
私の父の結婚後の人生は親族や友達がいない、知らない土地で0から家族を養っていったのでとても苦労したと思います。
そんな過酷な仕事しかしていなかった父親なので定年後は生きがいを失い、それまで酷使していた身体が病んでいきました。肝臓がんの病気が発覚してから2週間くらいで他界しました。
当時の私は東京で美容師をしていましたので入院してからは東京と地元を行ったり来たりで、バタバタだったのを覚えています。
シロウトの私でも一目見ただけで絶対、死ぬってわかるような状態になって最後に聞いておきたい質問がありました。
私「父さんの人生っなんだったの?」
父「ただただ、働いただけだよ。」
黄疸がで目で言っていました 。 *肝臓がんなので末期には黄疸が出ます。黄疸が出ると白目まで真黄色になります。←怖いです。
父と私が一緒に静岡県で過ごした18年間では父から弱音を1度も聞いたことがありません。
それと同じように自分たちへの愛情を言葉に出してくれたことも1度もありません。
冷たいわけではなく情があるけど、とんでもなく不器用な昭和な人であったと思います。
死ぬほど働いて、働いて生きることに必死だった父が特別では無く、その時代は父のような人がゴロゴロいたと思います。 「そんな戦後の父親たち世代の皆さんがが死ぬほど働いて今の豊かな日本を築いてきた 。」 次は自分たち
という感情が湧いてきます。
私もずーっと死ぬほど働こう!
死ぬほど働くことも楽しいって思えてき ました。
そして
それを
誰にも強要はしません。
現代の日本を築いてきた人への感謝もあります。
でも、使命感というよりも
あの父の子なんだから「自分を越えたい」という想いが素直な気持ちです。
全世界で働き方や価値観が変わっても原理原則は同じ
「効率いい働き方より、働く時間の量のほうが勝る 」
と直感でそう思います。
仕事の中に人生があり、人生の中に仕事がある
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